Life Is Still Going On .

これまでもこれからも、アイドルとともに

アイドルは突然に。

 今回は、アイドルとの出逢いについて独断と偏見でお話します。

みなさんの推しとの出逢いって何ですか。なぜ、そのアイドルを好きになったのですか。

 

私が思うアイドルとの出逢いとは、探すのではない、やってくるものだ、ということです。

 

 

■アイドルは突然やってくる

 

 私は、アイドルとの出逢いとは、出逢いは突然であり、気づけば好きになっていた、そんな極めて受け身な姿勢で起こるものだと考えます。

 

 

10年の間、様々なアイドルを応援してきたが、どのアイドルとの出逢いも、天から降ってきたかのごとくあまりに唐突で、いつの間にかそのアイドルがいない世界など想像もできないほど猛烈に好きになっていた。

 

あの頃は全く興味がなかった、むしろ苦手だった(めちゃくちゃ失礼)アイドルが、ある時から急にファンになっていたこともしばしばあった。

 

例えるなら、見向きもしなかったクラスメイトのことを、何かのきっかけで急に意識しはじめてしまうようなことだ。

 

加えて、落ちるタイミングが、アイドルに時間を割いている場合ではない人生の正念場だったりする。

 

好きになるつもりは全くなかったのに、どうしようもなく好きになってしまう。

どこからか忽然と舞い降りてきたアイドルに、あっという間に身も心もアイドル一色に染められてしまう。

 

 

 だから、雑誌やテレビ番組などで、推し活を「しよう」という表現を聞くと違和感を覚える。推しを自分から探しに行く、そして好きになりに行くという能動的な姿勢は、推し活には合わないのではないか。

 

 もちろん、そのような出逢い方も素敵だと思う。出逢い方はどうであれ、好きな気持ち、ファンとして応援する気持ちは全アイドルオタクに共通するもので、それぞれにアイドルとの物語があって当然だ。

 

 

 でも、もし、アイドルが舞い降りてくるという出逢い方の経験がないアイドルオタクの人がいたら、次のアイドルとの出逢いは、アイドルがやってくるまで待ってみることを強くお勧めする。きっと、今よりもっと情熱的な熱い推し活になると思う。

 

 

 

■きっかけとその分析

 

 アイドルは知らず知らずのうちに好きなるものだと持論を展開したが、後から振り返れば、必ず好きになったきっかけが存在していたことに気づく。

 

この章では、恋の始まりとでもいうような、そのアイドルに惹かれはじめたきっかけにはどのようなパターンがあるのか、具体的を挙げて考察したい。

 

 

①ビジュアル

 すべてのはじまりは顔。いわゆる、一目惚れである。あるコンテンツを見て、「なんだこの人間離れした彫刻のような美しいお顔は!!」と、一目で心を奪われ、あっという間に沼に落ちてしまうパターン。

 

分かりやすい理由ではあるが、アイドル界には、何をどうしたらこれほどお顔が整った人間が生まれるのか不思議なほど綺麗な方が大勢いらっしゃるので、かなり多いパターンだと思われる。

 

 

 

②音楽

 なんとなく再生したPlaylistから、思わず「誰の曲?」と訪ねたくなった曲を歌っていたのが、そのアイドルだった場合。アイドルの沼は耳から入ることもある。

 

音楽というものは、音楽と一括りしてしまってよいのか分からないほど無数に存在している。そのなかで、自分の音楽の「好み」の的のど真ん中に真っ直ぐ射貫いてくる音楽がある。そういった音楽との出逢いは、人生を通して片手に収まるほどの、数少ないものだと思う。好きという言葉では表現しきれない、全身に鳥肌が立って、居ても立っても居られないような衝撃的な出逢いがあるのだ。

 

 

 

③姿勢

 ここでいう姿勢とは、そのアイドルが、アイドルという職業にどれだけ真剣に向き合っているかという、仕事で言う取り組み姿勢のようなものだ。

 

 人は、一生懸命な人を見ると、自ずと応援したくなる。たとえ、ビジュアルや実力が決して備わっているといえなくても、ファンのために、メンバーのために、活動を支えてくれているスタッフのために、そして、アイドルの道を選んだ自分自身のために、最善を尽くそうと努力し続ける姿は、他の誰よりもかっこよく映る。

 

 

私たちは、カメラの前のアイドルしか知ることはできない。それでも、そのアイドルが、どれほどアイドルとしての自覚を持って活動し、アイドルという職業にどのように向き合っているのか、伝わるものがあると思う。

 

 

 そして、姿勢が全面に現れるのがパフォーマンスだ。倒れてしまうのではと心配になるほど、全力で歌って踊る姿、汗だくになりながらステージの端から端まで走ってファンに手を振る姿。「この人を、応援したい。」という気持ちから、好きになるという、アイドルの応援でしか経験できない入り口がある。

 

 

■あの日あの時あの場所で、君に出逢っていなかったら

 

 

偶然、あの時テレビをつけた、動画の再生ボタンを押した。

 

もし、その選択をしていなかったとしたら、一生そのアイドルを知ることはなかったかもしれない。

 

けれど、あの日あの時あの場所で君を見つけた世界線を選んだ私は、君を知らない世界など、想像するのも恐ろしいほど、君がいて当たり前の人生を歩んでいる。

 

 

 

「あなたがいるから、私も頑張れる。」

 

そう思わせくれるアイドルと出逢えたこと、あの時の自分、そして大好きなアイドルに今日も感謝!!